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2022/09/02

頻繁に発生している東京湾沿岸の青潮


少し前に美浜区豊砂の海岸から見た、青潮の東京湾とマリンスタジアム。
一見するとトロピカルな色合いで綺麗に見えますが、海の中は低酸素状態となっており、生き物にとっては厳しい環境になっています。

幕張沖には、埋め立てに際に掘ったとてつもなく巨大な窪地が海底にあり、陸から海への風が吹くとその窪地に滞留している低酸素の海水が巻き上げられ、沿岸をこの様な青潮の状態にしてしまうと言われています。
その窪地を元に戻す事業も実施されており、今年も作業船が出て埋め戻し作業を行っていましたが、予算の関係か今は作業は終了しています。

埋め戻しには何十年もかかると思われ、それまではこの頻繁に発生している青潮の発生は抑えられないものと思われます。
埋立地を利用させてもらっていますが、その反面、一度失ってしまった環境を回復させるのは大変な事だなと、この光景を見ると改めて考えさせられます。

突堤の赤灯台と、幕張の浜沿岸の青潮の海。

護岸の岸辺は、まるで入浴剤を入れたような感じです。

トロピカルな色合いの、いつものビーチクリーン現場。 浜辺には、何とも言えない少しい嫌な感じの匂いが広がります。

青潮の東京湾の波打ち際で、羽根を広げる一羽のカワウ。

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